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カリキュラム

4年間の学び(開講科目)

4年間の学びの流れ

取得できる資格・免許

教員免許状
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
諸資格・免許
  • 博物館学芸員
  • 図書館司書
  • 学校図書館司書教諭
  • 日本漢字能力検定(漢検)
  • MOS(Microsoft Office Specialist)
  • 秘書検定
  • 世界遺産検定

授業ピックアップ

古文書入門

日本史学を学ぶうえで不可欠な史料を読解するには、初歩的なくずし字読解の技術を修得する必要があります。また、古文書の用語、様式や伝来など古文書にまつわる基礎知識を学び、その内容を的確に解釈できる力を身に付けることが必要です。阪神間の武家文書・村方文書・町方文書・寺社文書などをテキストとします。

歴史のなかの女性

歴史上の各時代を代表する女性を素材として取り上げ、それぞれの時代背景や社会の特質を踏まえつつ、そこで女性がどのような役割を果たしたのか、幅広い視点から検討を加えます。あわせて現代社会の女性の立場・境遇・考え方と比較を試み、女性として現代を生きる意味を考察します。

地理と情報

地図は地理学では大変重要なツールであり、地形図などの既存の地図の種類、入手方法、読図の基礎等を習得する必要があります。地理学では現地調査や統計資料などをもとに空間的な分析を行ったり主題図を作成したりすることが求められるため、GIS(地理情報システム)の基礎的な利用法を学びます。

日本史史料を読む

歴史を学び、研究するためには、史料(文献史料)の正確な読解力が必要不可欠です。そのため史料を日本語として読み解く方法を身に付けることも求められます。史料に登場する語句の意味を調べるために使用する辞典や注釈書の使い方にも習熟する必要があります。

日本の祭礼 春夏秋冬

日本の伝統的祭礼、特に稲作と農耕儀礼、神事芸能との関係性に基づき、近畿から中国、四国地方の伝統的な祭礼に焦点をあて、地域的特性と歴史的な展開過程を考察します。修正会・修二会、御田植祭、祇園祭や曳山行事、天神祭り、岸和田のだんじり、灘まつり、春日若宮おん祭など、稲作と農耕儀礼、神事芸能と民俗芸能の関係性を考えます。

装いの日本文化

現代の生活でも欠かすことのできない衣服・化粧・装身具を含む身体の装いが、日本文化の中でいかに形作られてきたのかについて、古代から近代までを概説します。近代までは装いの文様や色彩、かたちが着る人の社会的背景を表すため、文様や色彩は着る人、視る人を意識して作られてきました。実物資料や絵画資料を通して、装うこと、ひいては日本文化全般について考察していきます。

文化財の活用と保存

近代以降の文化財保護の歴史を概観し、文化財の概念の変遷を学んで、文化財に関する基礎知識を修得していきます。文化財保護及び活用に関する行政の動き、大学(研究者)・市民等民間による文化財保存・活用の取り組みを紹介し、協業のありかたや今日的課題を学びます。また阪神・淡路大震災以降に被災した文化財の救出・保存をボランティアで行う全国の資(史)料ネットの活動を素材とし、身近な地域の文化財をどのように守っていくか、実践的に考える力を養います。

歴史文化フィールドワーク

おもに京阪神地域を対象として、歴史に関わる問題関心に沿って自らフィールドワークを行う実践的な方法を学びます。事前に調査方法を学んだうえで、各施設やフィールドに足を運び、調査を実践します。現地で得られる情報として立地・景観、あるいは石造物・歴史的建造物などの調査方法を学びます。地域の方から話を聞く機会も設け、現代社会に息づく地域の歴史文化とその意義についても考察を深めていきます。

出版・メディアの文化史

書誌学的な出版の知識とともに、日本での出版文化の展開やメディアとしての役割について、基礎的な知識を修得します。伝存する様々な出版物に親しみながら、素材や記載内容を観察し、史・資料として正確に分析、評価する能力を養います。また、出版・メディアが担ってきた情報伝達の機能とその享受の様相を考察することで、各時代の文化的特徴や史的展開についての理解を深めます。

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