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【授業紹介】兵庫県明石市にてフィールドワークをおこないました
2026.07.17
学びのようす
※この投稿は、歴史文化学科の在学生で構成する“学生ライター”が記事をまとめました。
高校生の皆さんに、在学生の視点から学びの様子をお届けします。
こんにちは。
歴文学生ライター 2年のR.Tです。
「歴史文化フィールドワークⅢ」の授業で、全2日間の日程で兵庫県明石市を訪れました。
今回のフィールドワークは、昭和期の戦争と、それらが地域に与えた影響などについて理解することを目的として実施されました。実際に明石市に遺されている戦争の痕跡を訪れることで、学内の授業だけでは得られない学びを得ることができました。

1日目は、明石市立文化博物館を訪問し、学芸員の方の案内・指導のもと、企画展「戦争と明石の人々―戦中戦後の記憶と遺産を継承する―」の見学や、館に収容されている資料の実見をしました。学芸員の方々から明石における出征兵士や地域に残った人々についてお話をうかがったことで、戦時中の人々の暮らしを身近に感じることができました。当時の町役場が作成した兵事に関する記録も見せていただきました。資料の紙質は非常に悪く、資源が不足していた当時の状況などがうかがえました。特に町から入営(出征)した兵士の成績調書が印象的で、教科書では知ることのできない兵士一人ひとりの日常や人間味あふれる様子に触れることができ、当時の情景をより具体的にイメージすることができました。

2日目は、兵庫県立明石公園およびその周辺の戦争関連の史跡を訪れました。巡検(現地調査)にあたって、明石市立文化博物館の学芸員の方をはじめ、明石市の歴史文化事業に携わっている方々も参加していただき、それぞれの場所について丁寧に解説していただきました。実際に足を運び、自分の目で見ることで、戦争は地域の歴史と深く結びついた出来事であることを実感しました。

巡検の後は、明石市立文化博物館にて懇談会をおこないました。学芸員や社会科教員の実際の仕事、資料の保存や展示の工夫などについてお話を伺いました。学生からの質問にも丁寧に答えていただきました。特に、学芸員は必ずしも自分の興味や専門分野を担当するわけではなく、幅広い分野を学び続ける必要があるというお話が印象に残りました。また、展示を行う上での工夫などについても、現地で働く方々の経験談を直接伺うことで、来館者に興味をもってもらうための多くの工夫や試行錯誤が重ねられていることを知ることができました。こうした方々のお話を伺うことで、歴史を未来へ継承していくことの大切さを実感することができました。
今回の巡検を通して、実際に明石市に遺されている戦争の痕跡を訪れ、自分の目で見ることで、戦争と地域の歴史との結びつきを改めて感じました。また、当時の人々の様子を具体的にイメージできたことは、学内の授業だけでは得られない大きな学びとなりました。今後も今回の経験で得た知識を活かし、より大学での学びを深めていきたいです。
歴文学生ライター 2年 R.T