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【報告】1/10(土)「第6回 歴史文化講座 古代史研究とフィールドワーク」を開催しました
2026.01.22
イベント 歴史文化学会
1月10日(土)歴史文化学科主催(武庫川女子大学歴史文化学会共催)「第6回歴史文化講座」を開催しました。
テーマは「古代史研究とフィールドワーク」です。
会場には高校生の姿も見られるなど、幅広い年代の多くの皆様にご来場いただきました。


歴史文化学科の教育では座学に加えて実践も重視しており、フィールドワークは実践的教育の代表といえます。今回の講座では、文献史料を読み解いて過去の営みを探る歴史学の研究において、どのようなフィールドワークが行われ、その目的はどこにあるのかについて、2人の日本古代史研究者がこれまでの経験をもとにお話しました。

まず皇學館大学の遠藤慶太先生から講演がありました。
遠藤先生によると、奈良時代の古文書に残る数少ない情報と、平城宮跡の地に伝わる小字地名から、聖武天皇の母である藤原宮子がどこに住んでいたのかが判明したとのこと。若い頃から古代文書の研究を続けてこられ、長く関西にお住まいで土地勘もある遠藤先生ならではの研究成果です。

続いて遠藤先生からは、お勤め先の皇學館大学の学生を引率して出雲大社へフィールドワークに行かれた際のお話をいただきました。出雲大社の祭神である大己貴神(おおなむちのかみ)の神座が西を向いており、現在の大社にも西から社殿を拝む場所があることや、大社の西にある稲佐(いなさ)の浜で砂を取って素鵞社(そがのやしろ)に供える習俗について地元の方に教わったことなど、現地での見聞が研究の広がりに役立ったとのお話がありました。

本学科の竹内教授からは、かつて奈良の大学に勤めていた時に、フィールドワークを通じて論文を書いた経験が紹介されました。
講演では、古文書の記述や現在に残る地名、あるいは遺跡の発掘調査報告など、異なる種類の情報を総合して過去の景観を復原しようとする時には、現地での土地の観察が重要な着想に繋がることがある、との指摘がありました。

その後の質疑応答では、参加者から寄せられた多くの質問に、2人の講師が順に答えました。
今後も、「歴史文化」をテーマにしたイベントの開催を計画しています。
どうぞ楽しみにお待ちください。