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【授業紹介】古文書入門

2025.12.23

学びのようす

※この投稿は、歴史文化学科の在学生で構成する“学生ライター”が記事をまとめました。
高校生の皆さんに、在学生の視点から学びの様子をお届けします。

こんにちは。
歴文学生ライター1年生の児玉です。
今回は、私が履修している「古文書入門」の授業について紹介します。

突然ですが、皆さんは「古文書」というものをご存じでしょうか。
古文書は「史料となる昔の文書・記録」(『明鏡国語辞典 第二版』より引用)であり、画像のようなものです。
(画像は、尼崎市立歴史博物館あまがさきアーカイブズ所蔵文書より)

「古文書入門」の授業は、1年生の後期に開講されます。授業目標は古文書の基礎知識と解読するためのくずし字解読の技術を身に着けることです。実際に授業では、史料に書かれているくずし字を先生が一字ずつ解説してくれます。

歴史系の学科なのに文字を読むのか?と疑問に思う人もいるかもしれませんが、日本史を学ぶには史料の読解を欠かすことはできません。

くずし字の解読技術を身に着けるためには、授業の予習・復習が必要になっていきます。私が予習をするときには、自分で実際に書き、どの文字が使われているかを考えるようにしています。わからないときは授業でのメモや資料を使います。何度か挑戦していくと「これとこれが同じ字!」「前の授業で見たことがある…」となることが増え、文字を覚えていくことが多いです。

授業を受けていると、新しい言語を学んでいるような感覚になることが多いです。難しいですが、文字が分かっていくと自然と楽しさを感じるようになります。

また、史料を読むには文字以外のことも知っておく必要があることがよくわかりました。例えば、お金の種類や古文書が書かれた場所について、用語などがあり、知っておくだけでも読みやすさが大きく変わります。これらも授業時に先生が丁寧に説明してくれます。

これからも積極的に授業に参加して、くずし字読解の技術を身に着けていきたいです。

歴文学生ライター 1年 児玉

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