1. ホーム
  2. News&Topics
  3. 甲子園会館の見学に行きました

甲子園会館の見学に行きました

2025.11.22

学びのようす

※この投稿は、歴史文化学科の在学生で構成する“学生ライター”が記事をまとめました。
 高校生の皆さんに、在学生の視点から学びの様子をお届けします。

こんにちは。
歴文学生ライター1年生の辻です。
先日、1年生の必修授業「初期演習Ⅱ」で、武庫川女子大学の歴史的建造物「甲子園会館」を見学してきました。

甲子園会館は、1930年に甲子園ホテルとして建設されました。
当時は「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と並び称され、阪神間における高級社交場としても賑わいました。その後、この建物は海軍病院や米軍の将校宿舎という役割を経て、1965年に武庫川学院が譲り受け、現在は、建築学部および大学院建築学研究科のキャンパスとして活用されています。

甲子園会館はその歴史的な価値と優れたデザインを評価され、国の近代化産業遺産および登録有形文化財に登録されています。また、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトの愛弟子であった遠藤新が設計し、日本に残る数少ないライト式建築として知られています。
当日は、職員の方の解説を聞きながら、特徴的な建築様式やモチーフが使用されているところを見て回りました。

内装・外装のいろいろなところに「打出の小槌」と「水玉」といった二つのデザインモチーフが使用されています。館内には日本の伝統美が随所に取り入れられ、壮麗な洋風建築の空間と巧みに調和していました。
見学するなかで、和と洋それぞれの特徴や良さを同じ空間に上手く両立させている点が、特に印象に残り魅力的に感じました。

歴史的かつ格式ある施設を実際に見学することができ、座学だけでは知ることができなかった学びや魅力に気づくことができました。また、このような建物をキャンパスとして利用し、建築の勉学に励めることは、大学生として大変貴重な経験になると思いました。
今後も、今回のようなフィールドワークをはじめとした様々な体験を積みながら、知識を深めていきたいと改めて感じました。 

※参考URL
甲子園会館ホームページ https://www.mukogawa-u.ac.jp/~kkcampus/ 

    
歴文学生ライター 1年 辻

一覧に戻る

PDF
パンフレット
ダウンロード
downroad